百花繚乱「中国茶」の種類

April 07, 2017

中国大陸と台湾の広範囲で生産され、とにかくたくさんの銘柄がある中国茶。
華やかな芳香や、やさしい甘み、はたまた強いクセのあるものなど魅力は様々です。
今回は発酵度による種類分け「六大茶類」のご紹介。緑茶→白茶→黄茶→紅茶→黒茶と、だんだんと発酵度合いが強くなっていきます。

緑茶

実は中国で一番ポピュラーなのは茶色いお茶ではなく、この「緑茶」。摘み取った茶葉に加熱処理をして発酵を止める無発酵茶です。
茶葉は緑色、うっすら緑がかった透明のお茶が入ります。日本の緑茶に比べると青味が少なく、淡い味と爽やかな香りでスッキリした飲み口が魅力です。
「西湖龍井」や「緑牡丹」「黄山毛峰」などの銘柄が有名です。

白茶

中国福建省で多く作られる「白茶」は、芽吹きたての茶葉にまだ白毛があるうちに摘み取りが行われます。
発酵は非常にわずかで、やさしい甘みが特長です。有名銘柄は「白毫銀針」や「白牡丹」。繊細な味わいを楽しみましょう。

黄茶

「黄茶」は生産量が少なく、非常に貴重なもの。ゆっくりとした加熱と、悶黄という特殊な工程が用いられる弱後発酵茶です。
「君山銀針」「蒙頂黄芽」といったものが有名ですが、人気もお値段も高く、かなり入手は困難。偽物も多いので注意が必要です。

青茶

日本でなじみの深い烏龍茶は「青茶」に類別されます。
半発酵のお茶ですが、その発酵度合いは同じ青茶でも様々です。産地によっても差があるので、その違いを味わうのも楽しいもの。
よく揉んでつくられるので、クリクリと丸まった茶葉や、こよりのようにねじれたものなど、形も個性的です。「大紅袍」や「凍頂烏龍」「鉄観音」などビッグネームがたくさん!

紅茶

乾燥後に揉み込むことで、完全に発酵させたお茶が「紅茶」。中国はインドやスリランカに次ぐ紅茶の一大産地です。
中国紅茶の中でも様々な製法があり、味わいにも個性があります。「祁門」は日本でキーマンと呼ばれる紅茶。他に「ラプサンスーチョン」なども有名な中国紅茶の銘柄です。

黒茶

「黒茶」は、茶葉を微生物の力で後発酵させたお茶です。
黒茶の深い色合いで、日本では「普洱茶(プーアル茶)」がおなじみですね。長期保存が可能で、年代物は珍重されています。他のお茶にはない熟成味や、強い個性が魅力です。

その他にも…

六大茶類の他にもジャスミン茶など、お花の香りを乗せた「花茶」もポピュラーなお茶です。

味も香りも百花繚乱の中国茶。
花咲く春に、飲み比べを楽しんでみてはいかがでしょうか。